アニメ負けヒロインが多すぎる!

負けヒロインが多すぎる!最終話「俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか」

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を見ました。
大変驚きました!

そして

一話から見直したら、二週目リピートは一瞬で完走

してしまいました。

私はこれまで、本作品は割と単純に「恋愛以上に尊いものを優先する勇者たちの物語」だと思っていました。
1話の
温水「振られたことないからよくわからない」八奈見「モテ台詞だね」が、
10話では
小鞠「振られたこともないくせに」というように、
「振られる」意味合いは、話中であたかも人生の勲章のようにランクアップしてます。

こんな私の世界観だと、焼塩編の7話と

小鞠編の11話が本作品のクライマックスでした。
そこで感じた尊さはそれぞれが最終回と思えたほど最高潮でした。

「小鞠ちゃんは書いて、檸檬ちゃんは走って。」「八奈見さんこそどうなんだ?」

真の最終回である12話の何に驚いたかというと、観覧車での「尊厳破壊された」という八奈見さんのセリフがきっかけです。
これって、偽装の意味が温水くんと八奈見さんで違うってことですよね?

八奈見さん的な偽装の意味ってまさか「彼氏いないのにいるふり」の見栄じゃなく実は「温水くんと付き合ってないのに付き合ってるふり」の見栄を張りたいという可能性?
もしかして八奈見ルートにはワンチャン恋愛あったってこと?てことに最終回で初めて思い当たったことに驚きました。

これまでこのルートの先に恋愛があるとは思いも及びませんでした。
いつか癒され次の恋に向かうとはいえ八奈見さんはしばらく袴田を好きでい続けると思ったので。

でももし温水くんにも可能性があったのなら、過去話のシーンも意味が違って見えるのでは?と考え始めたら、八奈見さんの心境がどんな経緯で変化したのかを再確認したくなりました。

そこで2周目を視聴することにしました。

私は1周目ではずっと、一番周りのことを見てる人は温水くんだと思ってました。
その温水くんが焼塩や小鞠へ真摯にお節介を焼くことを通じて、彼女たちが失恋の痛手を乗り越えてきたと思っていたからです。

でも二回目視聴では、1回目と比べて八奈見さんが全然違う人に見えました。
温水くんのお節介の影には、実は八奈見さんのカリスマコンサルが必ずあって、しかもそのコンサルぶりは食い意地が張ってるという八奈見さんの表面に隠れた、さり気ない配慮でした。

好き勝手やってるようでちゃんと人のこと一番見てるのは八奈見さん。

「小鞠ちゃんは書いて、檸檬ちゃんは走って。」につづく八奈見さんはどうなんでしょう?

11話で八奈見さんは自分でカリスマコンサルの任務完了を宣言しました。それに続いた最終回こそ、八奈見さんがようやく自分のことで前に進もうとした回なのでは?と思い至りました。

「いつも通りお節介焼いてあげなよ、骨は私が拾ったげる」

本当周りのこと良く観察してますね。その八奈見さんの観察眼に温水くんは叶ったようです。

「俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか」の答えがあるのなら、温水くんは「カリスマコンサルのお眼鏡に叶い最終話に負けヒロインの横にいることの出来る勇者」と言えるかもしれません?

私にとっては本作は2024夏アニメの覇権でした。

1点だけ未だ疑問なのは、7話の八奈見さん「綾野君を借りてきてくれないかな」の時の心境です。
焼塩が自分の想いと決別したばかりの相手を引っ張り出すなんて…八奈見さんのこの発案には温水くんも「彼氏作ったら」と引き気味だったように、さすがに疑問です。
温水くんを試したのかもと言ってしまえば簡単ですが、こんな暴挙にでる動機は他にも何かありそうだと思ってるので、二期で答え合わせしたいです。
でもきっとそこまで待てないから、ブームが落ち着いたら原作にあたろうと思います。

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