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ダーリン・イン・ザ・フランキス

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大変面白かったです。
紹介してくれた方々ありがとうございました。

正直に申し上げますと、最初はエロさを感じました。
きっと自分の心が汚れてるんだと思いながら。

男女ペアという恋愛リアリティさを想起させる設定なのに、6話まではストイックに役割ミッションを全うする姿を通じて信頼を深めようとする姿が健気に感じられます。
健気とエロスのギャップが刺さって、続きが気になって仕方ありませんでした。

また終始パパから監視されてるような空気も気になってきたので、
8話まで視て、公式サイトの用語辞典ページ

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」
TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」NOW ON AIR

にあたりました。

「プランテーション」「セラスス」「ピスティル/ステイメン」「ミストルティン」「ガーデン」って、全部植物由来の用語なんですね。
セラススはサクラでミストルティンはヤドリギ…
7話でココロが廃病院から持ち帰った本の内容もあいまって、もしかしたら本作の世界では人間は接ぎ木のような殖やし方しか出来ないってこと?と邪推しました。
そして当てずっぽうですが本作のテーマを、恋愛の尊さというか生殖の尊重のようなことなのでは、という仮説を立てました。その邪推はかすってたんですね。

13話、ヒロとゼロツーの小さいころの記憶を取り戻したころから、部隊メンバー間の関係は揺れ動きながらも深まっていきます。

イチゴが再三言う
「こういうのの積み重ねが生きてるってこと」18話
「自分が自分の生きられる道を探していく」22話

そして最終話でも13部隊メンバーそれぞれ言うように、人生とは人から与えられるものじゃなく、怒ったり悲しんだりを繰り返し自分で切り開くものということを得心しました。

だからこそ最後ゼロツーとヒロの二人は、輪廻ではなく、肉体という地上での物理的実体が残っていてほしかったです。
特にゼロツーには。
ゼロツーの天衣無縫さは部隊メンバーの中でもっとも人間らしかったと思います。
VIRMのいう「ゆらぐことのない」…ゆらぎこそ人生なのに実体が消えて輪廻になってしまい、VIRMに敗れた印象を受けました。
VIRMは、人間から人間性を奪ったAPEの由来としては必要な存在と存じますが、それだけで十分だったかと。
それより叫竜の姫をもっと掘り下げて欲しかったです。
長きにわたって戦った叫竜のラスボス、そしてゼロツーのオリジナルゼロワンなんだから。
22話でVIRMが出現して話が大げさになったような気がした点だけが、もやっと心に残りました。

でもその代わり、最後に地上で部隊メンバーの後日談をじっくりやったことが良かったです。
人間として人間性を取り戻したことが、誰からも指図されることなくみんなの力で生きていく希望になることをしみじみと感じました。

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