前記事「ガルクラ編」
に投稿したとおり、MyGO!!!!! x トゲトゲの対バンを祝って、両方の聖地を巡った第2弾は
聖地巡礼MyGO!!!!!池袋編
です。
この両バンド、5人構成という以外共通点はなく、私にはそれぞれ全く違う個性を持つように感じます。
ガルクラを視ながらバンドリを思い出したことは1回だけ。
ガルクラ11話のフェスでの空白のカタルシスの時、なぜかバンドリ三期六話のRAS x Roselia予選ライブでのシールでのファン投票で形作られたバラを思い出したぐらいです。
類似性もなく際立つキャラクターな両者。
そしてどちらもなぜか刺さる。
そんな両バンドの対バンが決まったことで、もともと予定していた川崎駅周辺のガルクラ聖地巡礼に加え、MyGO!!!!!の聖地である池袋にも足を伸ばすことにしました。
サンシャイン横スペイン階段
今回一番来てみたかった場所がここです。
頻出するこの場所は、物語の重要なターニングポイントに使われます。
五話で燈が愛音に迷子という言葉を授け、二人で迷っても進むことを決意し、ライブに望むことを宣言したシーン。
そして神回の十話、転びそうになったところを初華に助けられたことがきっかけで励まされた燈は自分自身の歌で伝えることを決意した、物語全体でも重要なシーン。
巡ったこの日は雨が降っていて滑りそうでしたし、実際滑って転んでカメラを落としたかたがいました。
また、最終回十三話ではMyGO!!!!!メンバーの出番は早々に終わり、後半全てはAve Mujica編第ゼロ回ともいわれるほどAve Mujicaの物語になります。そのMyGO!!!!!メンバーにとって最後の出番となったシーンもこの場所です。
アニメイト池袋本店
5人の等身大パネルが設置されていました。
この場所はMyGO!!!!!特設ブースのようで、この日は「MyGO!!!!! 碧を泳ぐver.」グッズが発売されていました。
MyGO!!!!!のアクスタは今までどこに行っても見当たらなかったんですが、碧を泳ぐver.は全メンバー分の在庫がありました。
費用、飾る場所の面から、愛音と楽奈のアクスタを購入。
自分、推しは基本箱推しというか、最推しメンバーがコロコロ変わって最終的には全員ローテーションするようです。
前の最推しが愛音で、現最推しが楽奈です。
特典ブロマイドは楽奈でした。店員さんが気を遣って選んでくれたんでしょう。
当初この池袋MyGO!!!!!巡礼はここで終わる予定でした。
写真は撮れませんでしたが、メインビジュアルの交差点も通ったし、巡ろうと予定していた個所は全部見たので。
その予定を、上記記事に投稿した事情で変更し、急遽池袋での一泊を追加することに決めました。
そのおかげで、他の聖地にも行けるようになりました。
西武屋上の「食と緑の空中庭園」
祥子が燈の春日影に打ちひしがれて初華にすがり、八話で祥子と初華が久しぶりに会った場所です。
初華からは祥子以上の万能感を感じます。
打ちひしがれてた祥子を救っただけでなく、初対面で死にそうに見えた燈を救ってるのも三話の祥子と十話の初華の二人だけだからです。
ちょうどトゲトゲと対バンの時期には放送が始まっているだろうAve Mujica編では、その初華がどんな描かれ方をするのか今から楽しみです。
池袋駅35番出入口エスカレーター前
とにかく人混みの激しい場所なので、写真は翌早朝の5時半に撮影したものです。
MyGO!!!!!の11話は、神回の10話を境にして、9話以前の淡々とギスるギスドリぶりとのギャップが、ツンデレのように半端なく解き放たれた、楽奈曰く「居場所」確立回です。
11話のギャップ萌え要素を語れば際限ありませんが、間違いなく一番のギャップはそよりんです。
楽奈
- いままで「ライブ」「抹茶」「おもしれー女」しか言わなかったのに「感動した」
- Ring店員りっきーからのパフェでしか動かなかったのに、愛音からのキャンディでも済むようになった
- 今まで猫のような神出鬼没ぶりだったのに、メンバー宅で2度も二度寝
りっきー
- 燈以外を褒めることがなかったのに、愛音を褒める
- 燈以外に謝ることがなかったのに、そよりんに「自分も最悪」と謝り上手になる
愛音
- ANON TOKYOとかあれだけバンド名にこだわってたのに、燈から絆創膏として心に貼ってもらった「迷子」をとって置き、バンド名にした
そよりん
- 「そよりんはちょっと嫌かなー」からの「いやだって言ってるよね」と短時間で表裏を使い分けるほど自分を出せる
- 同時に嫌がってたそよりん呼びを受け入れる
燈からはギャップ萌えを感じませんでしたが、そよりんがいうようにこれが「燈ちゃんって頑固」の現れだと思います。
その居場所確立の第十一話でもいちばん大事でとりわけ重要なシーンはこの「燈ちゃんって頑固だよね」からの
愛音「私辞めないから!そよりんも辞めんなよー」
そよりん「やめて!」
というやりとりです。
このシーンを好きなのはわたしだけじゃないはずです。
だって、そよりんはわずか一話前で
愛音「私たちが始めたバンドじゃん」
そよ「だったら、私が終わらせてあげる」
って啖呵切ってたぐらいなんですから。
この啖呵は、8話の、前述の初華に救われた直後の祥子とのギスり最高潮な場面
そよ「CRYSHICを始めたのは祥ちゃんだよ」
祥子「だから、私の手で終わらせましたわ」
での祥子の言葉に端を発しています。
そよにとって一番大事だった祥ちゃんの言葉を使ってまで示した、バンドを終わらせる決意表明。
そんな自分の表向きな意志とはうらはらに、10話の燈の詩超絆によって感情をさらけ出されることになってしまったギャップ、祥子は終わらせたのに自分は終わらせることが出来なかったことが、11話でそよが言う「恥ならかいたし」の恥。
私はこのシーンのそよりんは「恥ならかいたし」と言ってからずっとその恥の原因を考え、「燈ちゃんって頑固だよね」に行きついたんだと思っています。
最終回のそよりん「燈ちゃんとバンドするって、そういうのと向き合うってことだから、けっこうヤバいんだよ」が答え合わせです。
間違いなく11話のギャップ萌え優勝はそよりんで、その移り変わりを示しているシーンは
神回で啖呵切った相手の愛音に手を引かれて登壇、恥と思うほど感情をさらけ出した挙句、その愛音に不意に一緒にやっていこうと誘われた瞬間である、この場面です。
「CRYSHICを始めたのは祥ちゃん」と他責だったそよが愛音から「私たちが始めたバンドじゃん」と言われ、ライブで感情が迸る。
それを11話ではまだ恥だと思っていたが、最終話ではいつしかそんな自分と向き合うことへの覚悟を燈に示すほどになりました。
このような大きな変化のきっかけは、愛音からの「そよりんも辞めんなよー」が実は「私たちが始めたバンドじゃん」にかかってることに気付き、愛音を信頼するようになったからだと確信しています。
「そよりんはちょっと嫌かなー」「いやだって言ってるよね」の素コンボはその証かと。