日本海東北道で新潟・にかほへ

個人的事情でしばしば新潟を車で訪れます。
日本海沿岸の

400km強を車で往復

という長い道のりです。
そんな長い道中ですから、以前は途中の秋田・にかほ・庄内・新発田などで宿泊を挟んでました。

そんな昔と比べたらこの数年は、その日のうちに走破しやすくなってきたように思えます。
日中完走しやすくなった理由は

  • ひとつには、クルーズコントロールなど自動車の先進安全性能のおかげで運転が楽になったことです。
    ほぼ片道一車線の日沿道はアクセルをクルコンに任せると、かなり楽に走れます。
  • もうひとつは、日沿道がかなり繋がってきたから。
    日沿道にはまだところどころ未通区間はありますが、自分がこの道をを走り始めてから今日までの間に6区間、計123.4kmが新しく開通しました。
    走り始めた時期と比べたら体感で1-2時間ほど短縮になってます。

未開通区間

前述のとおり、新しく開通した区間を初めて通る嬉しい体験を、これまで何度も味わうことが出来ました。
日本海東北道ではこの先も、象潟IC-小砂川ICの7.3kmが令和7年度、遊佐鳥海IC-吹浦ICの2.3kmが令和8年度まで開通予定になってるので、今から待ち遠しいです。

日本海沿岸東北自動車道 | 酒田河川国道事務所
酒田・鶴岡・庄内町の河川や国道の総合情報サイト。河川や国道の路面状況がわかるライブカメラ、防災、維持管理や河川環境の保全などに取り組んでいます。
秋田道の未開通区間

秋田道の未開通区間である二ツ井今泉道路も、同じ時期の令和7年度に小繋IC-今泉IC間の4.5kmが開通予定になってます。

これまで私はこの不通区間は約15kmの大回りとなる能代経由の高速道からはずれ、鷹巣IC-五城目八郎潟IC間は山間をショートカットする上小阿仁村経由の一般国道285号線をチョイスしてました。

今回の往路も、これまでと同じように山間の285号を真っすぐ南西に向かうルートを選びました。
私の前を走っていた車とは鷹巣ICで別れ、上小阿仁村を走り、五城目八郎潟ICで再び高速道に入りました。
すると…鷹巣ICで別れそのまま高速を能代方面に進んでたはずの前車が五城目八郎潟ICでちょうど後ろに!
この経験は逆に「高速道経由も285号経由も所要時間はほぼ同じ」ということが分かる良い機会でした。
そこで、今後はこの区間は、今回の復路含め能代経由で高速側を回ることに決めました。

高速側を回ることで、距離は15kmほど、費用も高速料金730円+大体ガソリン1Lほどの上乗せになります。
それでも既に無料区間が多く恩恵を被ってる上に運転が楽ですし、何といっても来年の小繋IC-今泉IC間開通で所要時間は山間の国道より短くなるはずなので。

にかほ市

道中のちょうど中間点付近となるにかほ市は、途中宿泊地としてこれまで最も頻繁に訪れてきた街です。
今回も往路の途中、その勝手の分かるにかほ市で、

白瀬南極探検隊記念館に立ち寄りました。

初訪問です。

展示は、白瀬中尉の足跡/南極観測の歴史/南極の気象・生物相などです。
南極の氷や隕石にも触れる展示があります。
この料金でここまでの展示濃度の濃さが素晴らしい。

何かしらの#よりもいコラボがあるのではと期待してましたが、4人分のスタンドパネルが鎮座してるとは知らず、嬉しい誤算でした!

土産は南極の地図にしました。

ときどき#よりもいとグッズコラボしてる極地研究振興会さま作です。
著作物なので中身は画像化しませんが、表紙でアルベドについて言及されてます。

新潟市

車をコインパーキングに放り込んで、

宿泊はAPAホテル新潟古町。

るるぶ経由で予約。

エレベーター隣の部屋なだけではなく、夜10時半までエンジン音のようなエレベーター音に閉口しました。そんな断り書きは予約時には表示されてなかったんですが…

アメニティが良かったことが救いでした。
歯ブラシとカミソリが良い品で、共に自分に合ってました。

古町界隈散策

古町界隈に来たのは20年ちかく前以来です。
新潟を訪れる頻度も減り、訪れたとしても最近は駅周辺や万代シティ付近で済ませてましたので。

NEXT21(中央区役所)

いつの間にか区役所が入居してたNEXT21。
百貨店が無くなり、西堀ローサも無くなり、NEXT21は区役所に。

GWだからなのか、人通りが非常に少ないです。

最上階展望室からの眺めです。

中心市街地空洞化のテナントを行政機関が埋めるという手法は報道だと美談的文脈で扱われることが多いですが、前向きな効果はあまり感じられず、むしろ徒花に見えました。

旧西堀ローサ

先月営業終了。

20年前しか知らなかった自分には、正直言えばこの日の景色にはとてもショックを受けました。
半年前に放送されたアニメ#アクロトリップにもN市の街並みとして舞台になってたのを目にしてたし、新潟はその他の地方都市とは違い、中心市街地の衰退を知らない大都市だとこれまで信じてて疑わなかったので。

繁華街の人通りが休日に少ないことを「普段はビジネス街なので。今日はGWだから」で済ませるわけにはいかない気がします。

私の乏しい経験だと新潟より大きい街で中心が衰退する例を知りません。
中心市街地活性化名目のカンフル剤がサンクコストになる危険性は、小さな街よりむしろ元々大きかった街であればあるほど、コンコルド効果で増す恐れがあるような気がしてなりません。
新潟は想い入れのある好きな街で、その新潟にはまだ万代がありますし、見誤って共倒れになることのないことを願っております。

よく郊外型店舗の立ち並ぶ地方都市郊外の街並みは「没個性」と言われますが、私には空洞化を行政機関で穴埋めしようとする地方都市の中心市街も没個性に見えます。
百貨店や地下街の撤退も行政機関での穴埋めもそれらは結果でしかなく、なぜ郊外型店舗は中心ではなく郊外に店を立てるのか、ということに目を向けることが重要なのではと。
むしろそんな郊外の方が私には活気と成長を感じます。

個人の感想ですが、快活クラブのある地区は空洞化を防げてる地区な雰囲気を感じます。

話しを戻して、

帰路の道中にもにかほ市に立ち寄りました。

フェライト子供科学館

ここは三度目です。

自分は休憩し、子供を遊ばせるのにうってつけです。

にかほは#ルックバックの聖地のようですね。
私はまだ視てませんので、視終わったら改めて巡礼に参ります。

日本海沿岸のPA・道の駅

さて新潟から高速を下るとき、高速区間の新潟県最終パーキングエリアは、朝日まほろばICの手前の「荒川PA」です。

この荒川PAを過ぎたらその先は、秋田道に入るまでは高速道路上にパーキングエリアがないことに注意が必要です。

ついてはここで、一般道中の道の駅を紹介します(いずれも劇混みでした)。

朝日まほろばICを出た直後に「道の駅朝日」

道路山側にあります。
位置的に、高速道延長時には高速併設となりそうな気配があります。

山形県に入った直後の鼠ヶ関に「道の駅あつみ」

道路海側にあります。
高速延長時に移転併設予定が決まってるようです。

鼠ヶ関を過ぎたらあつみ温泉ICから山形県エリアの日本海東北道に入りますが、PAは一切ありません。

山形道の遊佐菅里・遊佐鳥海ICを出た直後に「道の駅鳥海」

道路山側にあります。
高速延長時に移転併設予定だそうです。

象潟ICから秋田道に入りますが、秋田道には割と多くのPAがあります。

この3つの道の駅はいつ行っても混んでますが、各道の駅とも移転併設見込みなのは、現在既に混雑してることもあり、新直轄方式高速道路の道の駅事業に事業性を感じてるからなんだろうなと思いました。

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