青函フェリーに乗ってみた

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一人暮らしの子供の部屋の様子を見に、海を渡って北海道に行くことにしました。

「ばくおん!」を見て久しぶりにフェリーに乗りたくなったこともあり、今回は車で北海道に行くことにしました。

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青函フェリーです。

この船に乗ります。はやぶさといって新しい船です。

乗船しました。

隣に見えるのは津軽海峡フェリーです。

船の中はこんな感じです。

新しいですね。

甲板に出て見ました。

函館山が見えてきました。

人生で青函航路は何十回と乗っていますが、函館山が見えるこの瞬間がいつも一番ワクワクします。
子供のときから北海道は憧れでした。

私はちょうど20年前のこの日、9年過ごした憧れの北海道から自分のクルマを引っ張って、フェリーに乗って北海道を後にし、本州の実家に帰郷しました。
その当時は、家業を立て直さないといけないという使命感と悲壮感が入り混じった感情でした。

それから今日までは、飛行機や電車で北海道入りし、レンタカーを借りて北海道を走ったことは二三度ありますが、実家からクルマを引っ張って北海道入りするのは20年ぶりです。

この20年の間、いろんなことがありました。
北海道に旅行して本州に帰る都度、待っている現実に辛さを感じたものです。

しかし家業の状態も立ち直り、ここ数年ようやく「あの時無理にでも帰って本当に良かった」と思えるようになりました。

私は、自分の子供のいまの年齢にさかのぼったちょうど春に、自分の父親の訃報を受けました。

以前私たちが住んでいたその街に、今は自分の子供が一人暮らししています。

自分が子供として体験した以上の長い間父親として存在する、という人生の目標を果たしたときに、20年ぶりに昔自分が住んでいた街にいま住んでいる子供に会いに行く。
それも20年ぶりにクルマを引っ張って。

凱旋ってこういう感情なんでしょうか。

2泊して、あちこち走って、子供の部屋を片付けて、また帰郷します。

帰りのフェリーは往路よりさらに空いていました。
往路と同じ船ですが、本当に新しいですね。

帰りの函館山。

「ばくおん!」にもありましたが、海を渡って現実に戻ります。
ただ、これからまた始まる現実は、過去と比べて悲壮感は薄れ、希望もあります。
人生折り返しを過ぎ、こういう感慨を得たのは、憧れの北海道に住むことになった、29年前以来の2回目です。

北海道から一緒に来てくれ、ここまで一緒にがんばってくれた家族、そして家業を盛り上げてくれた社員のみんなに、改めて感謝します。

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