アニメに最も辛口な批評家とは「コミック原作ファンの既読勢」だと思ってます。
アニメをコミック原作と小説原作の2つに分けて考えると、小説は視覚聴覚全ての表現が読む人それぞれの世界観に委ねられていますが、コミックは一定の視覚表現に優れた世界が既定されます。そのコミックの視覚表現をアニメと比較してしまいがちです。
そのコミックが名作なら、アニメとの比較対象のハードルはさらに高くなります。
気に入ってるコミックだからアニメを見る確率はあがります。
コミックで現された崇高な表現を、果たしてアニメでは越えてくれるのか?
このような視点でアニメを視聴しますので、「コミック原作ファンの既読勢」が最大の批評家だと思う所以です。
この仮説は私の周囲にしかあてはまらないかも知れませんが、私はどうしても、コミック既読作のアニメ化はコミックと比較して辛口になってしまいます。
この1年半に観たコミック原作アニメで、アニメ化してもらって良かったと思える作品の割合は、大体4作品のうち1作品です。
と前置きが長くなりましたが、コミックの忘却バッテリーは大変好きな作品でした。
特に智将でないときのラブアンドピースな要圭が大好きです。
スポーツ物には唯一無二の荒唐無稽な主人公をアニメ化で表現し切れるのか?
と最初は思いながら見てたはずですが、いつの間にかそんなこと忘れてしまい、気づいたら完走してしまいました!
今原作を読み直しても、あの声で再生されます。
アニメ化されて良かったと思えるコミック原作は
- 舞妓さんちのまかないさん
- その着せ替え人形は恋をする
- 薬屋のひとりごと
と少ないのですが、忘却バッテリーには2期以降が楽しみなるぐらい、アニメ化されて良かったと思ってます。
荒唐無「圭」が智将を倒すまで見続けていたいです。