そんな前提で新作「雨の断章」は最終話の続きである、獄中のスレインに伊奈帆が面談するシーンから始まります。
新作で、獄中のやさぐれたスレインに伊奈帆が問いかけた質問「鳥はなぜ飛べるのか?」。
この質問は鑑賞してる自分にも問われたように思ったので「スレインと伊奈帆はどのように答えるんだろう?」と考えはじめました。
話は本編に戻りますが、殆どが戦闘シーンの連続だった本編の中で、空が青く見えるレイリー散乱については、凝縮された劇場版でも伊奈帆とセラムが口にしてたシーンは残されていました。

上記は昔履修した気象学の教科書「一般気象学」の一ページ。
スレインの言う屈折も、私はあながち誤りとは言い切れないと思ってます。
空が青いのは屈折orレイリー散乱。戦争が起こるのは敵の存在or要求の有無。
このようにスレインと伊奈帆は同じものを別の側面で観る両者。
すこし考えて私は、スレインの答えは「地球には空があるから」、伊奈帆の答えは「地球には大気があるから」、両者とも珍しくほぼ同じ答えになる、という考察をしました。
この勝手な考察をあてはめながら鑑賞したら、その後の比喩的表現が全てその後のスレインを暗示しているように思え、スレインは「今は雨で休まなければいけないときでも、いつの日か風をつかみ空に向かって羽ばたく鳥となる」希望を勝手に妄想してしまい、ジーンときてしまいました。
この先のストーリーを想像させる豊富な暗示で新作は終わります。
アセイラム姫は未だ各地を飛び回っていて、レムリナ姫の心は未だかごの中。
スレインの果たせる使命はまだあることを思えば、この先の運命はスレイン次第…
妄想ですが、空のある地球で鳥として飛び回るスレインを想像し、勝手に続編を期待しています。

