このブログの極めて初期である15年前、JALグローバルクラブの招待要件を満たした喜びの記事を投稿していました。
このときは1往復の修行を加えてまで達成したものでした。
このJGCの入会はその後このブログを曲がりなりにも続けるきっかけとなりました。
JALカード上級会員、JALグローバルクラブ「JGC」
招待要件を満たしてグローバルクラブに入会すると、多くの特典が受けられます。
グローバルクラブ「JGC」会員の特典
搭乗の際の利便性
- 空港ラウンジの利用
- 専用カウンターによる優先チェックイン
- 専用エントランスの保安検査場通過
- 預け手荷物の優先返却
- 預け手荷物の許容量増加
- 優先空席待ち
- 優先搭乗
- 座席前方指定
搭乗以外の付帯プレミアム
- ボーナスマイル
- オリジナルタグ
というベネフィットがあります。
これらすべてのベネフィットを享受できるJGC会員資格を維持するためには、JGCカード年会費として11,000円の費用が毎年かかります。
この費用を、1の
毎年のボーナスマイル
- 初回搭乗3,000マイル
- オリジナルダイアリー辞退の500マイル
の計3,500マイルを、2マイル=3円と換算(※自分基準・後述)して差し引いた場合
「約6,000円で維持できるというJGCのコスパは高い」
とこれまでは捉えていました。
自分の近年の搭乗回数は、
2016年 13回
2017年 16回
2018年 19回
2019年 23回
で、JGCホルダーとしては少ない頻度かもしれませんが、自分なりにJGCのベネフィットを活かせていたと思っていました。
だからこれまでは「JGCを退会する」などと考えたことは微塵もありませんでした。
コロナを契機に航空機搭乗の機会は激減。JGC解約を検討する
それがコロナ禍により2020年の搭乗は4回。
そして本年はゼロ。
2020年の4回はコロナ前の年初ですから、コロナ後は今日まで1度も乗ってないことになります。
本年の搭乗はゼロですから初回搭乗3,000マイルさえ獲得せず、ダイアリー辞退の500マイルのみです。
一度も搭乗しないまま本年の年会費11,000円を支払っている格好です。
ちょうど先日、J-WESTカードを退会しました。
スマートEXという利便性の高いサービスが始まった一方、新幹線乗車の減少でエクスプレス予約する機会がなくなったことでエクスプレス予約の割引メリットがなくなったからです。
このような中、果たしてコロナが収束したのちの社会状況の変化を熟慮しないまま、終生のステータスとはいえ毎年11,000円の年会費でJGCを維持する意味はあるのか?
と疑問に思い始めてきました。
コロナが収束した後も搭乗機会は減少したままなのでは?という疑問
会議・研修と称して過去リアルで顔合わせしていた機会は、今リモートによって
- リアルが必要な場合
- リモートで良い場合
の2通りに色分けされつつあるのが、現在起こっている情勢と思います。
私の場合、今後もリアルが必要な場面は多く見積もっても過去の3分の2程度に、少なく見積もれば4分の1程度に減少するのではと想像しています。
もちろんこの見積もり以上にリアルを多く要する方もいらっしゃると存じますが、逆にこの見積もり以下に減る方も多くいらっしゃると確信してます。
コロナが収束しても世の中がもとに戻らず搭乗機会が少なくなるのなら、JGCの前述のベネフィットの費用対効果を考えるべきで、JGCステータス維持の必要性を再検討する必要があるのでは?
という発想が浮かんできました。
自分的にずっとポイント界の基軸通貨だった「マイル」の地位
過去はずっと各ポイントの交換レートをマイル中心に考えてきました。
私は個人的にコロナ前までのJMBマイルの価値を円に換算すれば、2マイル=3円程度と考えていました。
そのレートは、「JMBマイルを獲得するために要した費用」「JMBマイルを他のポイントプログラムと交換する比率」や、「JMBマイル自体を航空券やツアー商品に還元する際の価値」を総合的に経験則で勘案した結論でした。
過去はマイルを航空券に交換するというニーズは自分的にもあったし、その交換の際のマイルの価値を評価していたので、これまであらゆるポイントをJMBマイルに集中し効率的に使ってました。
しかし今の私の立場では、そのマイルを航空券に交換する機会が消滅しています。
搭乗機会が少ないということ以外にコロナが自分のマイルに影響を及ぼしそうなもう一点は、
マイレージプログラム自体の価値の低下
と考えています。
昨年は、コロナによりまず
JALカードのツアーマイルプレミアムを退会しました。
ツアーマイルプレミアムとは、JALツアーなどJALの割引料金で搭乗する際の付与マイルを、年2,200円で通常マイルと同じマイルを付与する、というJALカードのオプションです。
ツアー購入機会が減ることを見込んだ損得勘定です。
それに加え本年は
ショッピングマイルプレミアムを退会しました。
ショッピングマイルプレミアムもツアーマイルプレミアムと同じJALカードのオプションで、通常の買い物はもちろん月々の決済で使った額に応じた付与マイルが、年3,300円で倍になる、というものです。
カード支払総額が公共料金含め月4万程なら充分元が取れる、と自分の計算では考えてこれまで利用していました。(2マイル=3円程度という自分のモノサシが基準です)
そんな中、本年2月に以下のような改定がありました。
過去は、JALマイレージモール経由でAmazonでのJALカードを使った決済があれば、これまでは大体の購入にマイルが付与されていました。
本年2月からそのマイル付与が大幅に縮小された、という内容です。
この改定により、Amazonでの購入にこれまでJALカードを使っていたメリットが無くなってしまいました。
このメリットがなくなったことによって自分の場合、ショッピングマイルプレミアムに年3,300円かけて見合うほどのカード支払総額を満たさなくなることが確定しました。
これがショッピングマイルプレミアムを退会することにした経緯です。
このように今までは決済をマイル目的でJAL JGCカードに集中させていましたが、ショッピングマイルプレミアムの退会を機に、
主な決済を他のカードに移す予定です。
ただでさえ搭乗機会の減少が見込まれる中、カード利用でのマイルまで貯まらなくなると、将来は特典航空券に達するほどのマイル獲得の見通しは薄くなります。
そして特典航空券を使う機会も減ると見込んでいます。
マイルを特典航空券に交換しないのなら、私にとってのマイルの価値は、
- そのマイルを獲得するために要した費用
- 他のポイントプログラムと交換する比率
この2つの側面だけで計ることになります。
するとマイルの価値は以前私が経験則で感じていた2マイル=3円程にはならず、私のモノサシだと1マイル=1円程度に思えてきます。
10,000JMBマイル⇔Amazonポイント10,000Pですし。
すると今後は
ポイントをマイルに集中させる必要があるのか
疑問に感じてきました。
時間があるので慎重に検討します
今後の社会状況がどうなるのか、まだ誰にも分りません。
次のJGCの年会費の支払いは来年度の途中ですので、それまではまだ時間があります。
- 今は少し落ち着いているコロナ、そしてそのあとの見通しが立つのか
- またポイントをJMBマイルに集中しても良いと思えるきっかけがあるのか
これらを見定めるために、まずはボーナスマイルの入る搭乗機会が今年中にあるかをまずは試金石として、もう少し検討してみます。
なにしろ一度退会してしまうと、JGCの再入会はおそらく2度と出来ませんので。